今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

真そばの味研究所

コロナ禍の定休日に・・・石臼のメンテです

オリンピックを2か月後に控えた5月、新型コロナウイルスは4度目の猛威を振るっています。
うぅ~ん・飲食店が悪者に・・・昼だけの営業の当店も厳しくなってきました。
我々も、モーニングコーヒーすら・・・もう1年以上出掛けていません。
そんな5月下旬の定休日を利用(集中作業の予定)して、2台の石臼のメンテナンス(目立て作業)を行いました。

コツコツ・トントン・・・これも我流です!

そばDa迷人は、へそ曲がりでしょうか?、少量投入・低速回転で得られる・握りしめると指紋の付く様な粉に仕上げてしまっては、そばは美味しくならない!と考えています。

80メッシュの細かい粉ですが、パラリと崩れる・粗挽き形状

つまり、寧ろ挽けにくくなってしまった石臼の方が美味しい蕎麦粉が挽ける!と考えているのです。
が・・・ここまで挽け無くなってくると、時間がかかりすぎてしまいます。
現状が、一般的にはタブーと言われる4回挽き(1台は、更に1回多く5回挽きです)です。
余談ですが、5番粉を取っているのではありませんよ。
2回目は、最初の皮付きのままの実を、全量・挽き直しているのです。
しかも、目が減って来て、これだけ回を重ねても歩留率が60%を切って来たのです。
(自家栽培と契約栽培の原材料の蕎麦は、穀物検査で1等合格の中でも容積重の高い物ばかりです歩留まり率は高くなる物ばかり)
5回挽きでも、6回挽きでも構わないのですが、やっぱり時間が足りません。
これ又タブーと言われますが、篩いを掛ける時間も4時間近くになります。
一般的な製粉方法とは真逆、否、敢えてこの方法を選んで辿り着きました。
石臼も篩機も・・・酷使に次ぐ酷使で、そばの里深萱ふ~どの蕎麦粉は出来上がっています。
この蕎麦粉で無いと、そばの里深萱ふ~どのそばの味は出し得ません。
コロナ禍で、外出(飲食店が感染源かの様にやり玉なので外食?)がままならない、その時間を有意義に使いました。

有り難いことに、今回の石臼の目立てを行って・・・失敗があり、又学ぶことが出来そうです。
コロナが収束?・落ち着き始めたら、石臼の目立ての方法を学んでみよう・・・と思い始めました。
更に美味しい(自分好みの)そばの味を求めて、顔晴りま~す。

そばDa迷人拝

 

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。