これ(写真)…何だか分かりますか?。
ハイ、食べ物です。
Yes!・焼鳥ではありません、そば屋のオヤジの問いだから…蕎麦関係です。
ヒントは…定休日に行った「石臼の目立て」に関係あります。
ひょっとしたら、昔々は、こんなのを食べていたんでしょうね。
では、答えです。
蕎麦掻きの蒲焼き?です。
昨日の石臼の目立て、目を立て終わってから、目の中に残っている石の粉を完全に取り除きます。
どうやって…?。
水で洗いたいところですが、出来ません。
理由は、石が水を吸い込み、なかなか乾かないからです。
次の日には使いたいので…。
勿体ないですが、使えない蕎麦粉を挽いて・ 挽いて・ 挽いて…そして、そろそろOK?となったら、食味検査です。
ボク・そばDa迷人とチャーボーの厳しい・厳しい食味検査で合格したら、石臼の目立ては終了します。
この時の、合格後の蕎麦粉も、万一の事を考えて、そば打ち用には使いません。
石の粉も、もう入って無いので、夕飯に頂きました。
そば屋には、つゆ作りに欠かせない「かえし」と言う、鰻屋の「たれ」の様なものがあります。
甘さは控えめですが、これを鰻のたれの様に甘くして…塗って・焼いて仕上げました。
(と言っても、チャーボーが作ってくれました)
蕎麦を食べ始めた最初は、実のままの粒食。
もっと美味しくならないかと粉食で。
この時の粉食は「蕎麦掻き」でした。
これをもっと美味しくならないか…と手打ちそばが誕生しました。
蕎麦掻きも、作り方の工夫次第(理に叶った調理法とたれ等)で…美味しいものになります。
昔々…蕎麦掻きが、この様にして食べられていたら…手打ちそばは誕生していなかったかも?。
残念ですが、メニューには、登場しませんので悪しからず…。
そばDa迷人拝