今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

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今だけの・・・酒・と・酒粕 《美味しいよ~》

そば屋には美味しいお酒が!、これは、江戸で発達したそば文化の一つです。
性悪説・・・と思いたくありませんが、ややもすると少しでも儲けたい!気持ちが先行し、江戸では一時、質の悪いお酒(安酒ばかりでは無く水で薄めた酒まで)が平然と出回っていたのです。
そんな中で、当時からそば屋だけは・・・良心的に良い酒(上等銘柄では無く普通のお酒ですが)を出していた事が、今も語り継がれています。
これが、そばとお酒の切っても切れないことのスタートです。

こんな事を知ってか・知らずか・・・?。
振り返ること20年余前に、そばの里深萱ふ~どの酒は、中山道太田宿(美濃加茂市太田本町)の亀谷酒店(合資会社亀谷商店)さんから仕入れることにして開店した時のことです。
当時の店主・故亀谷修司(クソ亀の亀ちゃん)さんは「お前んとこの酒は、俺が選んだる。10割そばをやるんだから、ええかげんな物はあかん・・・」と言って選んでくれました。
「亀ちゃん、沢山は置かんよ。日本酒は3種類、ビールは1種類、焼酎も1種類やでね」と依頼しました。

中山道太田宿(岐阜県美濃加茂市太田本町4丁目)にある「亀谷酒店(亀谷商店)」さん

焼酎はそば焼酎の原酒を仕入れる様にしてくれました。
ビールは、麦芽100%のエビスです。
日本酒は・・・熱燗用には本醸造酒(白扇)、ぬる燗と冷酒用の純米酒(当初は「いやさか」酒蔵の経営権譲渡で現在は「玉柏」に変更)、そして、純米大吟醸は・・・亀ちゃんがプロデュースした(れんげの郷)です。
この純米大吟醸「れんげの郷」は、亀ちゃんが、島根県の知人から酒造好適米とされる山田錦の種を仕入れ、県内・西濃地方の知人農家に、レンゲを鋤き込んで山田錦を栽培して欲しい・・・と依頼し、地元中山道太田宿の造り酒屋にこの米を持ち込み、「純米大吟醸酒を造りたい。精米歩合はこれ以上で、酵母は〇〇を使って仕込んで欲しい・・・」と依頼して出来上がった物です。
勿論、全量・亀谷酒店さんが買い取り、一手販売です。
当初は、店頭に、造り酒屋と同じ形態の酒樽を置いて、量り売りをもやっていましたが・・・やっぱり管理が上手く行かず、雑菌が入り込み、断念しました。
亀ちゃんは・・・夢半ばの58歳で天国暮らしとなってしまいました。

在りし日の・・・心友・亀ちゃん

出棺の時、自分が世に出した、この純米大吟醸・れんげの郷のお風呂(棺桶にビニールシートを張って1升瓶から注ぎ込み)に入れてもらって旅たちました。

亀ちゃんが世に出し、息子さんが引き継いだ純米大吟醸・れんげの郷(生)

オット・・・本題です。
この純米大吟醸・れんげの郷、これは1年中楽しめますが、この生酒は、この季節だけ限定でのお楽しみです。
残念ながら、そばの里深萱ふ~どではメニューにありませんので、飲みたい!・試したい!と言う方は、直接、亀谷酒店さんにお願いします。

★    合資会社 亀谷商店
岐阜県美濃加茂市太田本町4-2-9
電話0574-25-2328
https://www.nakasendohattenkai.com/お店の紹介/資-亀谷商店/

ついでに・・・(美味しい物のPR)、後継者で故修司さんの息子さん・賢ちゃんが、亀ちゃん譲りの目利きで、美味しい酒粕を仕入れています。
今年は、蔵の都合でれんげの郷の酒粕が無いのが残念ですが、当店の純米酒を造っている白扇酒造さんの吟醸酒の酒粕が入っているようです。

今年は、白扇酒造の吟醸酒の酒粕です。

この酒粕、裏面に美味しい食べ方が記してありますが・・・ボクのお気に入りは、スーパーに売っている上等の油揚を買って来て、これにこの板酒粕を挟んで・・・プライパンで片面5分づつの計10分、焼きます。

美味しい酒粕を食べるときに欠かせない美味しい油揚げ
最高の酒肴です。

この季節の最高の酒肴と共に・・・グラスに純米大吟醸・れんげの郷をナミナミと注いで、早速今夜にも頂きます。
(今夜は、岐路に寄ったスーパーで、本マグロの閉店前の安売り刺身(中トロ)を買ってしまいました。美味し酒粕の油揚げ包みは明日かな?。生の純米大吟醸・れんげの郷は・・・やっぱり美味かったです)

くれぐれも、亀谷酒店さんに直接出向いて下さいね。
そばの里深萱ふ~どには、生酒は置いていませんので。

店内では・・・色んな物が楽しめます

そばDa迷人拝

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。