毎年1月には・・・少し長い休みを「冬休み」として貰っています。
今年(2023年)は、9日(月)~26日(木)迄18日間です。
まず最初に、冬休みの初日の9日に手がけたのが玄蕎麦の再調整(完成品として納品されていますが、これを更に美味しくするために「石抜き」・循環式精米機での「磨き」、そして再度の「石抜き」)を行いました。
次の日は、この作業が終わった蕎麦の実を、粉挽き場に持ち込んで、1袋(22.5kg)に付き2時間の蕎麦専用「磨き機」にかけ、その後、最終石抜きを兼ねて篩機にかけながら夾雑物を目視で取り除きました。
これまでの冬休み中の作業、やっと・・・2袋の完成品が出来ました。
この一連作業は、真そば特有の味を醸し出すに欠かせないもので1年中で一番寒いこの冬休みを中心に行います。
そして・・・、今年は、何と・何と・な・ん・と、昭和48年の1月に結婚したボク等の金婚式なんです。
嬉しい・感動の・・・お祝いを頂きました。
二人で、更に良い時を作って行きま~す。
チャーボー、よく我慢してくれました。
その前に、裏話ですが、早とちりのそばDa迷人は、この金婚式を昨年と間違えて家族に祝って貰っていました。
と言っても、どっぷりとコロナ禍だったので、昨年は3泊4日の旅でした。
間違えていても、お祝いは済ませていたので、流石に「金婚式は今年だった・・・」とは言えず、密かに計画しましたが、コロナ恐怖も昨年とは違ってきていたこともあって、3年ぶりにそば喰い研修を兼ねた旅行を計画しました。
2泊目・3泊目は湯河原に泊まったので、箱根まで足を伸ばしました。
何と何と・・・殆どのそば屋さんが休業中ではありませんか。
中には定休日の店もありましたが、Google検索をして店の前まで行ったそば屋さんは、1店を除いて臨時休業でした。
開いていた1店は・・・Google検索で評判も良く(4.0)、楽しみに店の前にまで行きましたが、あれ?・ここは、この前の時・・・と今回は止める事にしました。
その理由、以前行ったことがあったから止めたのではありません。
以前の経験で、もう行く必要は無い!と感じた店だった事を思い出したからです。
内容は後述しますが、店名を忘れており、地理的な知識が無いため、ホームページ(Google検索)で人気の店を探して(一番の高得点)行きました。
余談ですが、ここ箱根には、ここも店名は伏せますが名高い巨匠の超有名店の支店があります。
そこをGoogle検索すると評価は3.5で、今回入店を止めた店より、評判では下となっています。
超有名店のGoogle評価(3.5)は正当(味)だと思いますが、この店も2度と食べたく無いと感じているので、評価(4. 0)は高過ぎ!?。
その理由、今回入りたくないと判断した前回食した時の経験を記します。
味は・・・不味い!では無く、それ程悪くはないんです。
でも、Google評価4.0は、到底納得出来ません。
あれ!で、いったい何故、超有名店を上回る得点になるのだろう?。
そばDa迷人の評価は、1(最低)!。いっても2止まり、その理由を記します。
この店は、POPやホームページで「自家製粉・手打ち」等々を強調しています。
店名を伏せていますが、以下文章は、この店のホームページからコピーしたものです。
この店の8つのこだわりが記してあります。
その1つを紹介します。
■打ち方にこだわり
「香り」「食感」「のどごし」の良さを備えた“蕎麦”は打ち方が難しく“正確さ”“スピード”の両立が大切です。蕎麦の実を挽いた瞬間から、急速に失われる繊細な料理です。蕎麦を味わっていただくために、細心の心掛けにて、毎日蕎麦を打っています。
「毎日蕎麦を打つ」?、これって「手打ちそば!」と読み取れませんか?。
騙されますよね・手打ちそば屋と?。
つまり、この店は、手打ちそば屋ではありません。
前回行った際に、手打ちでは無く機械製麺だと言う事を知りました。
食べた終わって、こんな質問をしました。
「玄蕎麦の仕入れ先に、ボクが仕入れる農家と一緒の所があるので、向学のために1つ教えていただけませんか」と前置きし「今頂いた・これって、手打ちですか?」と聞きました。
店の方が、「エッ!・分かりますか?」と驚きながら、「機械製麺です」と正直にお答え下さいました。
「やっぱりそうでしたか。機械の味ですもんね」と言うと「初めて言われました」と驚かれました。
この時のことが鮮明に残っており、こんな詐欺的な店には2度と入りたく無い!と思っていたからです。
これまでのそば喰い研修の経験で、同様に「向学のために教えて下さいませんか?・・・」と尋ねた店は、ここを含めて4店有ります。
内2店は、「そばは3たて。挽きたて・打ちたて・茹でたて」迄の表記で、これ以上の「手打ち」強調はしていませんでしたが、手打ちそばをイメージさせるPRをしていました。
ここ(今回の箱根は、「手」は見当たりませんが「蕎麦を打つ」と)と、もう1軒、長野県内の店は玄関前の看板に堂々と「手打ち」と記してありました。
堂々と「手打ちそば」を標榜するここも、機械製麺に変わっていました。
ここでは、「向学のために・・・」の質問の後に、「なんで機械になったのですか?、手打ちはしないんですか?」と質問を続けました。
すると・・・大将は「ソバの栽培もするので、畑に行った汚れた手ではそばは打てない!」と吐き捨てて厨房に消えました。
ソバの栽培と手打ちとは、全く別の話しです。
未だに彼の説明が理解出来ませんし「手打ちそば」の看板も外れていません。
ここを「長野県で一番美味しいそば屋」と教えて下さった方に、「あれは手打ちそばではありませんよ。機械製麺です」と伝える事は・・・出来ていません。
理由は、食べ物の好みは人それぞれで、美味しい!もその人の好みだと考えるからです。
ただ、機械製麺であるにもかかわらず売上増を狙って「手打ちそば」を標榜する行為(看板がそのまま)、つまり、その大将の考え方が許せないのです。
騙されてしまった人には、同情するだけで・・・「あれは機械製麺のそばですよ」とはやっぱり言えません。
そばDa迷人は、そば屋を始める前に東北一周そば喰い研修旅行をしました。
その時、強烈なカルチャーショックを受けました。
そばを食べるのが目標の旅なので、随分多くの店でそばを食べました。
1日2食位だったでしょう?。
そこで、一番美味しかったのが「手打ちを止めました」と言う、手打ちから機械製麺の変えた(水回しのみ、捏ね鉢を使って自分の手で)と言うそば屋さんのそばでした。
そして、一番不味かったのが「機械製麺・10割そば」を売りとするそば屋でした。
機械製麺がトップで、手打ちそばが2位からブービーまで・・・。
その当時は、その1番美味しいと感じた機械製麺のそばを、食べて機械製麺の味だと見破れませんでした。
これは、そば喰いの経験不足だからでした。
同じ機械製麺でも、手打ちより美味しくしたい!と考えた人の機械製麺は・・・美味しいそばです。
その店の大将は「手打ちでは、同じ厚さに伸し・同じ太さに切り揃えることは、いくら練習して上達しても機械には勝てない。これはそばの美味しさを決める重要なことだから機械製麺に変えた・・・」と説明してくれました。
残念ですが、趣味でそばを打っていた頃の自分のそばより美味しかったのです。
この大将は、そば作りを一部機械に委ねていますが、堂々と「機械製麺に変えた」と言っていました。
一部でも機械に任せたら「機械製麺!」この大将は、人格ある人だ!と感じました。
すると・・・それまでは趣味のそば打ちではあったものの自分の打つそばの味に納得し、これからそば屋を始めようとするそばDa迷人は・・・考え込むことになりました。
東北一周・そば喰い旅行の期間中、この機械製麺のそばが一番、否ダントツに美味しく、その後それより美味しいそばに巡り合えなかったものですから、それは・それは大ショックでした。
その時、そばの里深萱ふ~どは、既に建築中でした。
手打ちをする意味が無い?!、否、この機械製麺の味をシッカリト覚え込み、これより美味しいそばを絶対に打つ!と決意しました。
以来、手打ちそばで機械製麺に勝る味を出す!・その新技法を編み出したい!と手打ちそばが機械製麺に勝る味になる根拠を考え、そばを食べ歩く機会も機械製麺を売り物にするそば屋さんの暖簾もくぐるようになりました。
余談ですが、この食べ歩きの中で、手打ちそば屋より美味しいと感じる機械製麺のそば屋さんがあった事も事実です。
閑話休題
手打ちそばは・・・いくらガンバッテみても、1人でそばを打ち・茹でていては、営業時間には打てませんから、精々が50食を上回る程度で、100食に届く準備は出来ません。
観光地は・・・繁忙期と閑散期がハッキリしているからでしょうね。
超繁忙期に対応出来る機械製麺の設備投資をして、閑散期は楽をすることになるのでしょう。
それを・・・売上増加のために「手打ちそば」を標榜し消費者を騙すような事は絶対にダメ!と業界の一人として、声を大きく、プライドをもって襟を正したいと考えています。
そして・・・そば打ちを趣味で楽しむ方々を含めて消費者の皆さんには、名高い店・評判良い店だから美味い!と決めないで、食べ物は自分の口でその味を感じて欲しいと願っています。
究極を求めるそば屋のオヤジは、そばは、世界遺産となった和食を代表する健康機能性の高い食べ物であるので、美味しさを醸し出す「手打ち」・「10割」等々のPR効果の高い言葉の使用を禁止し、食べた人の口で、正しい評価をして貰えるものにして行きたいと願っています。
因みに、前出の箱根の手打ちを標榜する機械製麺のそば屋さんは、ホームページによると東京・銀座のデパートにも支店があるようです。
このホームページには「巨匠・高橋邦弘営む・長坂翁より門下生の招き入れ開業」・「国内各地より厳選した蕎麦の実を低温貯蔵し熱が加わらぬよう毎朝、丹念、丁寧に石臼挽きした蕎麦粉。細心の心掛けにて、毎日蕎麦を打っています。」と記してあります。
そばを打つ者なら誰でも知っているであろう今を生きる巨匠・高橋邦弘氏を登場させ、美味しさに直結する言葉を羅列し、利益追求・PRだけのホームページに見えてなりません。
「毎朝、丹念、丁寧に石臼挽きした蕎麦粉」は、本当に毎日やってる?、それに真そば流では毎朝挽くことは美味しさの条件ではありません。
巨匠の名を出す・毎朝・丁寧な石臼挽きの2点は、そばDa迷人から言わせて貰えば、そばの味に自信が無いから使う・宣伝文句に他なりません。
そして、「毎日蕎麦を打っています。」は、手打ちそばであると言っている様にしか理解出来ません。
マサカ・まさか・・・機械製麺なのに「打っています」は使ってはいけ無い!と考えます。
本やWEB、知人からの情報で美味しい店を見つけることまで否定するものではありませんが、入店してからは、只でそばを食べさせて貰う訳では無いので、自分の口で、これらの情報を検証する・・・そばが自分の好みか否かを決めて欲しいものと願っています。
さぁ~て、今回のそば喰い旅行、こんな経験ばかりではありません。
学びとなる好印象の2軒(もっと回りましたが絞って)を記します。
1軒目です。
東京都国分寺市の「きぬたや」さんです。
2023/01/18 「きぬたや」さんにて
店主の山中さんは、産地別そばの食べ比べ(今回のボク等は4種のそばでした)を日本で初めて営業内容(メニューの1つでは無く・店のスタイル)として始められた方です。
各地から入手した蕎麦の実を眺めて・・・所有する5台の石臼で、どの石臼を使って・どんな挽き方をしたら、どんな味になる?と吟味して、持ち味を一番引き出す製粉に徹しておられます。
更に、5台の石臼所有や石臼の手挽きを売り物にしない本格巨匠なので、粉挽き場やそば打ち台は、客室からは見えません。
意固地な堅物ではありません、何度か通って・親しくなってからお願いすれば、作業場に案内して説明して下さいます。
そばの味は勿論ですが、お酒も品揃え(銘柄の数では無く吟味)も凄いです。
それに・・・自身の食べ歩きが凄いからだろうなぁ~と推測しましたが、この日出て来た天ぷらに「そば屋の天ぷらでは無い!・江戸前天麩羅屋の品!」の感をだき、天麩羅屋に行かずに満足しました。
更に・・・そばDa迷人は、未だ未だ4度程度しか伺っていませんが、毎回決まって出して貰う先付けのトマトに感動しています。
4回とも「甘くて酸味の効いた」美味しいトマトなんです。
スーパーで、美味しさを強調する「フルーツトマト」を、表記を信じて買いますが殆ど外れ、1年に、否、この味に出合うことは・・・ボクの地元ではほぼ不可能です。
このトマトも美味い!
ボクは、トマトは緑色のラインがシッカリ見受けられ酸味がある物が美味い!と探しますが、きぬたやさんのトマトは、赤いだけでも・美味い!。
きぬたやさんの素材を見る目は凄いなぁ~と、今回も感動しています。
因みに、そばDa迷人は、蕎麦以外の物を見てしまうと、それにも気を取られてしまう性格なので、そば以外は食べる側に回り、ここはグッと・・・興味を示さぬよう心しています。
山中さんは、たった一人営業なのに色んな事が出来て凄い!、機会があったら是非、国分寺まで美味しさを求めて足を伸ばしてみて下さい。
但し、全くの1人営業なので、予約しないと入店出来ないことがありますし、営業時間・営業日も一応の目安はありますが、予約が確実です。
有り難いことに、今回も、今は夜の営業が基本ですが、ボク等の事を思い、この日は昼の営業に変更してくださいました。
連絡先は、店の電話はナビ用の様で、対応は転送の携帯電話です。
その携帯番号は・090-2935-5158 です。
又、ボク等は車で出掛けましたが、駐車場は1台分の契約駐車場だけです。
2軒目は・・・山梨県の山中湖村の「CO.SA~RA(コ・サーラ)」さんです。
エッ横文字のそば屋?。
そうなんです、そば屋の屋号は・・・「庵」が主流、「そばの里深萱ふ~ど」もそば屋らしくない名前だと感じていますが、「CO.SA~RA(コ・サーラ)」はそば屋をイメージ出来ませんし、美味しそうには映りませんよね。
ところがドッコイ!、ご主人は東京で3代続いた目黒区の「柿の木坂・更科」のご当主でした。
「色々あって、柿の木坂の本家を閉めてここに来ました」と。
そうそう、そばDa迷人は、そば屋さんの暖簾を初めてくぐる時は、席に着く前に先ず名刺を出してそばを頂きます。
これは、そば屋のオヤジとして余所のそば屋の暖簾をくぐる時のルール!と自覚して実行しています。
味わわせて貰い・見させて貰い、あわよくば参考にさせて貰いたいと伺っているので当たり前の事と考えていますが・・・そばの里深萱ふ~どで実践されるお客様には出会ったことはありません。
当店には・・・そば屋さんが来てないのかな?、まぁ期待することでは無いのでどちらでも構いませんが、ここ・CO.SA~RA(コ・サーラ)さんのご夫婦とは、この名刺で一気に親しくなりました。
開店早々の時間帯で他にお客様が無かった事の方が、名刺の効果より大きな要因ですが、1時間程、親しく話が出来ました。
事前に調べたWEBにも「注文があってからそばを打つ(実際は駐車場に着いた車の人数を見て打ち始められるそうです)」とありました。
「閑散期は超暇ですよ。ゼロの日が何日もありますから・・・」と、注文後にそばを打つ理由を明かしてくださいました。
そして、何と・な・ん・と・何と、これが・これが・・・そば打ちは奥様の担当でした。
元老舗そば屋の大将は・・・「家(閉めた東京の店)は、手打ちでは間に合わない程の繁盛店だったから、機械製麺のそば屋で、ボクはそばを打ったことが無いのですよ。そばについては分かっているので何でも出来ますがそばは打てません。ここではつゆ作りがボクの担当です」と。
余談ですが・・・そばDa迷人は、ソバの栽培から実の調整、石臼製粉とそば打ち、茹でと盛り付けが担当で・・・未だにそば包丁以外の包丁が握れません。
余談中の余談ですが、前出のきぬたやさんから「奥さん、そば屋のオヤジを甘やかしちゃダメ!先ず賄い分くらいから作らせたら?」と、いつも言われています。
言い訳中の言い訳ですが・・・チャーボーの手にかかるものは、世界一美味しいんです。
そして・・・ボクの手にかかるそば(真そば)も、ボク等夫婦の口には世界一の味を醸し出しているのです。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さんとは反対の役割分担ですが、ボク等は、この味を多くの方々の口にも合うようにしたいんだ!と、未だ未だそば喰い旅行を続けているのです。
オット・ト・・・閑話休題。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さん、大将が、更科そばを店名にする老舗そば屋の経営者だったので、ここのそばも、真っ白な更科そばです。
更科そばを屋号にするそば屋にも何回か行きましたが、殆どの店で、盛りそばやざるそばと同様に、だしを取った醤油ベースのつゆで食べました。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さんは、同様にだしと醤油ベースのつゆは着いてきますが、これを注ぐ器(猪口)はありません。
つまり、そばつゆが他店とは異なり3種類(挽き割り納豆、大根と梅干し、ごまだれ)の入った蕎麦猪口に、このつゆを注いで、付けていただきます。
※・㊟ そばDa迷人夫婦は届いたそばは写真を撮る間も無く頂くので、そばの写真はありません。
そばの写真は撮りません。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さんのホームページから借用です。
更科そばと3種のつゆに興味を持たれた方は、この店舗でご確認ください。
流石だなぁ・・・白くて綺麗さに勝る更科そばならではの食べ方、感動しました。
追記すると、奥様のそば打ち技術も・・・更科なので極細に仕上がっており、お世辞無く、そばDa迷人より腕は上(冷静なチャーボー談)です。
それもそのはず、そばDa迷人のそば打ちは・・・40歳の時からですから、そろそろ34年目ですが、残念ながら未だ未だ悩みっぱなしです。
閑話休題。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さん、若くしての隠居生活を決めて東京(目黒区)から山中湖村に来られたのですが、しばらくの間は奥様が東京まで通い、この「CO.SA~RA(コ・サーラ)」と言うお店をされていたそうです。
やっぱり遠距離通勤は大変!とこれを止め、ならばそば屋!と5年前に、手打ちの更科そば屋を開店されたそうです。
初体験の3種のつゆ、これを評価に加えれば、これまで経験した更科そばでは一番の味でした。
1時間程経過すると・・・お客様が2組・4人。
そば打ちの開始もある?と察知し、「又来ますね」とお愛想でした。
CO.SA~RA(コ・サーラ)さん、打ちたてのそばの提供が基本ですが・・・やっぱり待たされるのは嫌ですよね。
お出かけの際は、電話予約をすると良いかも知れません。
予約すれば、そばを打って待ってくださいますし、定休日以外に不定休もあるようです。
他にも、客席を見渡すと、大将は音楽に興味があるようです。
勿論、そばDa迷人夫婦も再訪の時も電話予約を入れる予定です。
特記事項。
ワンちゃん同伴も出来るようで、ベランダ席や別室があるようです。
移転当初にそば屋をする予定は無かったとのことで、駐車場は数台です。
㊟コロナ禍の様に、相席無しとすれば、数組で満席です。
やっぱり電話予約がベストですね。
電話0555-62-9506 但し、ナビは屋号と電話で入りませんでした(トヨタ車)。
月日が経てば、改善されると思いますが、住所入力でした。
山梨県南都留郡山中湖村平野506-558
金婚式を二人で祝う旅(但し、旅行予約を担当してくれた方の配慮で、行くホテルではサプライズの連続・省略)も最終日のことです。
山中湖村の隣は、うどんで名高い富士吉田市があります。
帰宅日の昼食は、これに決めました。
ホテルのロビーでパンフレットを貰い、美味しい店を・・・と教えて貰いました。
「土日は並んでるかも知れませんよ。尤も、美味しい店は忙しいのが嫌で日曜定休の店が多いですが、今日は土曜日なのでやってると思いますが、並ばなきゃいけないかも知れませんね」と。
500円前後のうどんで並ぶ・・・?。
これも勉強!と帰路とは反対の一番人気店の方向にハンドルを切りました。
これが一番人気?、駐車場も空いており、並ばずに入店出来ました。
テレビ放映を見ていたチャーボーが「箸で摘まむとうどんが立つらしいよ」と。
えっ立つ(ゴリゴリ)?、嫌な予感です。
待つこと10分、吉田うどんの到着です。
見るだけで・・・「チャーボーは全部食べれんな。小麦粉がアルファー化してないからお腹壊すかも知れんゾ」。
こんな話をしながら食べました。
「ア・ア・ア・・・終わった」と言うと、コロナ禍ですが・案の定、チャーボーは、ボクの丼に麺を摘まんで入れてきました。
そばDa迷人は、40歳迄そばが大っ嫌いで、麺ではうどんが好きでした。
この頃は、麺は麺自体の味を楽しむものでは無く、つゆやソースで食べるものと思っていました。
うどんの腰が好きでした。
ただ・・・同じうどんでも名古屋の「味噌煮込みうどん」は好んで食べられません。
反対の「伊勢うどん」も、初めて食べた時、1口運んで「出来れば食べたくない!」と感じました。
この・・・「吉田うどん」は、名古屋の「味噌煮込みうどん」の親戚のような感じです。
麺は腰!が考えのそばDa迷人のうどんの王様はさぬきうどんで、これとは真逆の味です。
吉田うどんをそばに例えるなら・・・江戸そばの影響を受けていない東北地方の「板そば」でしょうか?。
でんぷん質がアルファー化しておらず、「ゴリゴリ」です。
食番組のテレビの放映では・・・全てが「う~ま!」です。
一人として「ま~ず」と言わない!・これが美味いか!。
その真偽は置いといて、味覚は全員同じでは無く、それぞれの好みだと分かっているのですが、この味が伝統の味としてこれからも受け継がれて行くのでしょうか。
うどんは、美味しい食べ物(ボクはやっぱりさぬきうどん・しかも国産「さぬきの夢」100%のうどんが一番好き)ですが、これ(吉田うどん)が・・・、と・そばに置き換えて、真そば流の「日本を健康に、今再び・そばの味革命!」の夢を考えてみる機会となりました。
余談ですが、同じく山梨県の名産の「ほうとう」も食べましたが、うどん好きのボクですが、今回もやっぱり美味しいとは思えませんでした。
富士吉田市で、さぬきの夢100%のさぬきうどん店をやったら・・・どうなるのだろう?を想像しています。
そばDa迷人(そばだめいと)