黒柿、秋の味覚・柿の一種ですが、実よりもボク(木)に価値のある柿です。
今年はビッシリと実を付けていましたが、実りの頃には・・・。
この黒柿の木、甥(チャーボーの兄の子)が「叔父さん・叔母さんのクロウが実りますように」と、開店祝に持って来てくれたのです。
直後でした。
何処で見たか・・・既に記憶がありませんが、黒柿の柱(木材)がありました。
建築会社さんが購入されるのでしょう、柱用の材木でした。
「おっ・黒柿だ!」と思い・眺めて・価格を見てびっくり。
何と・何と100万円、今も記憶に残っています。
玄蕎麦保管の農業倉庫の前に植えた・我が家の黒柿は、20年経って・・・やっと・やっと大きくなってきましたが、未だ未だ。
木材にするには、間伐材より細く、精々が割り箸?でしょうか。
でも、ここ数年、沢山の実を付ける様になってきました。
が、実る前に虫イロミ?、熟す前に落ちてしまいます。
今年は豊作!?と楽しみにしていましたが、やっぱり・・・残念です。
普通の柿は、その名の通り「柿色」ですが、この柿は青から一瞬・柿色になりますが黒色になって実って行きます。
ここから「黒柿」と名が付いたと思いますが、木材部分に黒の縞模様が有り、実より木材の希少価値が好まれています。
本当に実るには、この素晴らしい縞模様でしょうが、柿色ではない黒色の柿の様子にも引きつけるものがあります。
農業倉庫で作業をしていて、もう良いかな?と切って来ました。
チャーボーが花瓶を使って客室に飾って暮れました。
チャーボーの手にかかると・・・これは・畑で見るより遙かに豪華です。
(店内の全てがチャーボーの生花?です)
余談ですが、そばの里深萱ふ~どのお花?は、生花店で購入したものは殆どありません。
主に、散歩の途中に持ち帰った草木です。
これを・・・実に楽しくチャーボーが生けてくれます。
今年の春の作品です。
あの道ばたの花が・・・とうっとり、思わずパチリです。
今は・・・黒柿の他に「十両(ヤブコウジ)」・「百両(カラタチバナ)」や紅葉し始めた「ブルーベリー」がお出迎えしています。
チャーボーの手にかかって大変化を一番楽しませて貰っているのはそばDa迷人ですね。
黒柿も・・・成っている時は、こんなに楽しくはありません。
それに、同じ渋柿なら食べて美味しいのは富士柿に軍配なので、黒柿の実は、これが一番かな?と思っています。
何人かの方が、「植えてみたいので終わったら種を頂戴」と言われたので、お持ち帰りいただきました。
そばDa迷人と同じく、「食べてみたい」という方もあります。
そば好きを一人でも多く作って行きたいと始めたそば屋なので、甥の期待には添えていませんが、楽しい時を過ごさせて貰っています。
黒柿、是非見てやってください。
そばDa迷人(そばだめいと)