今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

真そばの味研究所

やっぱり・・・ソバは逞しい!。

ソバが逞しいなぁ~と感じるのは、秋に蒔くソバは、どの植物より早くに発芽を開始して、根から蓚酸を出して他の発芽を抑え、4日もすれば芽を出してきて、いち早く成長し、日陰を作って他の成長を抑え込みます。
凄い競争力ですよね。

10日以上雨は降りませんでしたが、土中水分だけで・・・発芽が始まり芽が出ます

さて、先日(4月19日)に、店の周囲の畑に、花見用のソバの種を蒔きました。
実は・・・使用したトラクター、修理直後で調子が悪くて(深起調整不良でお越し過ぎる)、どのくらい芽が出てくれるかなぁ~と心配していました。
春のソバは、秋のソバと比べると目覚め(?)が悪くて、通常でも8日間位かかりますが、今年は・・・こんな訳で、11日目にやっと生え揃いました。
22年前のソバ栽培を開始した頃は、手蒔きで、起こした畑を歩いて・・・その足跡の中にソバを蒔き、「フン掛け」と言って、足で土を蹴って、種に掛けていました。
これが、手刈り天日干しの時代の伝統的なソバ栽培の方法でした。

ソバは、土を掛けなくとも、水分さえ感じれば発芽してくるのですが、この土掛けの意義は、種を鳥害から守ることにありました。
蒔くだけでOKだったら楽ちん・出来たら手抜きを・・・とやってみたフン掛けを行わない実験栽培では、鳩やスズメ、カラスまで飛んで来て、全滅・全部食べられてしまい、1反(1000㎡)で2~3本しか見ることが出来ませんでした。
今回は、逆にトラクターで10cm以上起こしてしまったので、他の植物だったら・・・恐らく芽が出て来ないでしょうが、ソバは、しっかりと(と言っても50%位かなぁ?)出てきました。
ソバ栽培23年目にして新たな発見です。
花の方も、大丈夫!暑くなって行くときに育つソバは、実を付けることより自分が育つことに力を注ぐので、次々と枝を出してきます。
未だ未だ今は双葉の状態で、大雨が降って冠水すると溶ける様に腐ってしまいます。
そんな心配はありますが、秋のソバだったら1か月もすれば満開となります。
春のソバの満開開始は・・・?、随時お知らせします。
真っ白な・可憐な花をお楽しみ下さい。

ソバは、寒さ(霜)と水(冠水)が大嫌い!・さて・・・育ってくれるか?

満開時には、甘い蜜の臭いも楽しめますが・・・強烈なこの臭い、興味のある方は、ソバ畑でご確認下さい。
ここでは、ひ・み・つ・にしておきます。
ヒントは・・・、蜜の香りなのに、「匂い」では無く、あえて「臭い」を使いました。
・・・想像つきますか?。

そばDa迷人拝

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。