ソバは「他家受粉」・・・。
つまり・・・ソバの雌しべは自分の雄しべで受粉しても実を付けません。
ソバの花には「短柱花」と「長柱花」と言って「雌しべが短く・雄しべが長い花」と反対に、「雌しべが長く・雄しべが短い」花があって、交互に受粉し合わないと実を付けないのです・・・。
つまり・・・ソバは、自分の花粉では実を付けないから、誰かに花粉を運んでもらわなければならない植物なのです。
ここで登場してくるのが、ミツバチさんです。
(ミツバチでなくとも、蜜が好きな虫なら何でも構いませんが)
また、花粉症をまき散らしているスギのように、風で舞う自然受粉もありますが、やっぱり、働き者のミツバチさんが最適です。
そばDa迷人は、そば屋のオヤジになる2年前にソバの栽培を開始しましたので、只今、22回の栽培を繰り返して来ましたが、何故かミツバチが殆ど来なくて・・・最悪の年を経験しました。
嘆いていたら・・・有り難いことに、昨年(2019年)、何と何と・・・「日本ミツバチ」の巣を置いてもらえることになったのです。
そばDa迷人・・・そば打ちの時もそうだったのですが、聞くこと・見ること・・・何にでも興味を示し・・・やってみたくなってしまいます。
だが・だが・・・何にでも手を出してたら、ミツバチじゃなくアブ・虻蜂取らずになってしまいます。
今・プロのそば打ちになった・そばDa迷人は、ソバ(栽培)・蕎麦(製粉)・そば(手打ち)以外のことは、耳栓ならぬ・心栓をして・・・入り口で興味を示さないよう・意識してそば屋のオヤジに徹しています。
でも日本ミツバチは可愛い・・・!。
まるっと1年、分峰の時期となりました。
巣を持って来て下さった自称・カッツアイさんが・・・1から10まで、面倒を見て下さっています。
ところが・・・残念。
もう何回か分蜂しましたが、未だ捕れていません。
2回、強制収監?しました(やってもらいました?)が、2度とも、その後逃げ出してしまいました。
昨日は・・・今度はどうだ!と近寄りすぎたためか!あの温和しい日本ミツバチの突撃に遭い、目の下を刺されてしまいました
「イッタ!」と思いましたが、注射器程度、刺さっていた針を抜いて、虫刺され(市販薬)を付けたら・・・腫れてきませんでした。
そばDa迷人、ミツバチと相性良いかも?なんて思いましたが、否・否・・・「日本を健康に・今再びそばの味革命」の夢がある!、趣味のレベルでも増やすわけには行かない!と思い直しています。
趣味?、否・否!?。
何でも面倒を見て下さるカッツアイさんが、ある日「印鑑押しといて・・・」と。
「養蜂振興法」と言うのがあって養蜂飼育者は都道府県知事宛に届け出をしなくてはなりません。
そばDa迷人は、既にソバ栽培で、認定農業者なので、農業の開始届は必要ありませんが、遂に・遂に・・・養蜂家にもなってしまいました。
ただし・・・自称・カッツアイさん有ってのミツバチ飼育です。
完全に、否、趣味のレベルにも達していない養蜂家です。
今年の分蜂のチャンスは・・・あと少し。
何とか、届け出通り(2箱)になることを期待しています。
カッツアイさん、可愛くて・面白くて見ているだけですが、よろしくお願いします。