今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

真そばの味研究所

日本一遅い?・ソバの種蒔き・完了!

やっと・やっと・・・ソバの種を蒔きました。

例年は盆過ぎでしたが、今年は9月に入っても毎日の様に雨が降り続き、そばDa迷人のソバ栽培は休耕田では無く畑地ばかりなのに、まるで田圃のようになりトラクターが入れる状態ではありませんでした。

半世紀以上前は、この辺りも、畑の中に清水がありました。
これは違います。
毎日降る雨で、畑の中に・まるで小川?が出来ています。
有機肥料のせいか、異臭も漂っていました。

それが、9月10日の土曜日から晴れ、否、雨の中断が正確かな?、種蒔きの決行です。
でも・・・6月の梅雨入りから毎日の様に降った雨の被害は想像を超え、水が引かず未だ未だトラクターの入れないところもありました(その部分は種蒔を諦め)が、取りあえず完了です。

これ!河原じゃありません・ソバ畑です。
未曾有の降雨量で土が流れて石ころが・・・。
22年目にして初めての出来事です。

「ソバは75日」と言われるほど短期間で収穫できるのですが、9月13日完了なので、早めの収穫でも11月27日が刈取りとなります。
ここ数年、降霜も早く・11月早々にあります。
ソバは霜に当たると枯れて脱粒が始まります。
今年は、とてもその頃(中旬迄)には刈り取れ無いし・・・心配の種は尽きません。

そこに来て・・・台風14号が九州に上陸して日本縦断の恐れが出て来ました。
しかも、大雨を伴った伊勢湾台風並みの猛烈な台風となっての上陸!
と天気予報です。


来年は・・・蕎麦(玄蕎麦)不足が、かなり高い確率で予想されます。
ソバの最大産地の北海道も、この頃では台風の通り道に!。
福井は既に長雨で壊滅状態・・・。

縦断ですから、もう直ぐ刈取りのところや満開の所にも襲いかかって行きそうです。
何とか種蒔最終期限に間に合った坂祝では・・・未だ芽が出揃ったばかりです。


双葉で冠水すれば・・・全滅です!。

この双葉の段階で冠水すると・・・腐るように枯れて行きます(全冠水なら全滅)。
見守り・祈るしかありません。

さてさて、今年がこんな調子(坂祝産が全滅で全国的にも不作)だと来年の営業は?。
そばDa迷人は、真そば流のそばを提供しています。
真そば流は、江戸そば流を基本に真逆な改善を幾つも取り入れていますが、このそば打ち技法であればどんな蕎麦(素材)でも美味しくなる?。
そんな訳はありません。
真そば流は、坂祝町でソバ栽培をすることから始まりました。
つまり、美味しいそば作りのスタートは原材料選びの時点から始まっています。
否、原材料の持ち味以上の味は出せないので、万が一、気に入った素材が手に入らない時は・・・翌年の営業は休業を覚悟しています。
只、真そば流は、新ソバに拘っていませんので、兎に角自分が納得出来る蕎麦探し(原材料)の努力をして、どうしても手に入らない時は・・・お休み頂くことになります。
それにしても・・・台風が逸れる事、大雨が降らないことを念じてみます。

そんな、シルバーウィークの始まりの日の出来事です。
そばDa迷人の卒業した高校の後輩?で、今は横浜に住むという方が一番の顧客様でした。「Webを見て、どうしても来たくなった」と。
お帰りの時、女将のチャーボーが玄関でお礼を言うと「今までに食べた事の無いそばで、美味しかった」と。
もう一方は、フェイスブックの友達で、時々来ていただける方です。
にわかに忙しくなり、お礼も言えませんでした。
夜に「一口目から極めて鮮度の高い刺身のような感覚を味わいました。そばつゆ、出汁、そば湯、すべてが美味しくて心に沁み込みました。本当にありがとうございました」とメッセージを頂きました。
そしてその翌日(日曜日)でした。
そばの里深萱ふ~どの多くのお客様が、そばが3つ、セットになった「あれこれ膳」のご注文を頂くのですが、単品(もりそば)オーダーの方でした。
パートさんが忙しくて厨房に戻ってこれない時は、調理を担当するチャーボーも客室にそばを届けに行きますが・・・なかなか戻ってきません。
帰って来ると、「『美味しい』」と言われたお客様に捕まっちゃってごめん」と。
少し手が空いた時に、その時の様子を話してくれました。
「近くの方だけど、こちらに来て16年間知らずにいた。いやぁ~美味しかった。16年・損した気分だ・・・と言って下さったよ。ここんとこ、マーチンの味を感じて下さる方が多くて良かったね」とチャーボーです。

実は・・・、真そば流、ここ最近、更に進化をしています(新たな努力を開始しました)。
包丁作業の箇所なので、最高(満足点)に至るには機械に勝ることが必要です。
今の製麺機は、この点では確実に手打ちに勝りますが、機械製麺の味は明確で、手打ちには遙か及びません。
が・そばDa迷人の腕前、未だ未だ自己満足できるに至っていません。
チャーボーと二人、毎朝(11:30の営業開始時だから毎昼?)試食して営業開始ですが、厳密に言う毎回味が違っているのでヒヤヒヤ、これでは以前の方が良いかなぁ~なんて思っており、客様の反応が気になっています。
そんな中で、この土曜日・日曜日の3名の方に頂いた励ましに、「良かった~と安堵し・よ~し!と奮い立たせています。

例え台風の被害でソバは腐ってしまっても、そばDa迷人は腐らないで真そば流完成(我流極めれば新流・極めなければ只の我流)の夢を膨らませて行きます。
そして、ここ数年の悩みであったこの真そば流の後継移譲の方法は、完成後の新技法を本に残す事に絞り、ボク等夫婦は、生涯現役の道を歩む事にしました。
坂祝町・深萱の畑の真ん中のそば屋は、ボク等夫婦のどちらかの身体が動かなくなる日まで、ソバ作り(栽培)・蕎麦作り(石臼製粉)・そば作り(手打ち)を楽しませて貰います。
岐阜・坂祝町・深萱の畑の真ん中のそば屋まで、ここでしか味わうことの出来ない真そばの味を試しにお出かけ頂けたら幸せです。

顔晴りま~す。
そばDa迷人

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。