今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

感動の励まし・最高のエネルギー

嬉しい有難い励ましに方針変更?・始めます・新しい人生

今年は、過去に無い早さ・6月中に梅雨が明けた?と聞いていたら・・・9月になって訂正、それもそのはず、梅雨と言われた期間中の方が雨は少なく、明けてから・・・9月に入っても毎日のように雨が続いています。
おまけに台風まで・・・。
トラクターがソバ畑に入れず、種が蒔けません。

やっぱり異常気象?こんな軌道の台風まで

こんな期間中、「大竹まことのゴールデンラジオを聞いたので・・・(8月22日放送)」と、東京から(坂祝駅からは歩きで)お出かけ下さったお客様がありました。
暇な日だったので、厨房担当のチャーボーも客室にゆく事が出来、お話しとお礼を言うことが出来ました。
「放送を聞いて、どうしても来たかったけど、本当に美味しかった。来て良かった」と。
東京からわざわざで・・・一気に疲れ(天候不順で閑散の気疲れも)吹っ飛びます。

そして9月1日、この日は、朝は雨でしたがその後は太陽さえ出ていました。
かと思っていたら・・・13時には激しい雷雨となり、停電じゃぁないにしても電気がパカッとする瞬間断電?が何度もあり、客室も休業状態です。
この時間から暇な日となってしまいました。
こんな時は、例によって厨房仕事が主の女将・チャーボーも客室に向かうことが出来、客室の様子を厨房に伝えてくれます。
お一人で来て下さったお客様でした。

着席と同時にお持ちする「蕎麦粉100%のあられ&蕎麦実入りおから」。
女将のチャーボーのお待ち時間を和らげたい・・・の気持ちから、京都の「おばんざい」を参考に考えました。

「久しぶりに来て、入れて良かった。本当に美味しかった」と。
そして「京都に住んでいるのですが、ここには、在所があるので帰郷すると来ています。やってて良かった。他では味わえない味です。今日も満足です」と。
そして、帰りがけの会計カウンターでも「本当に美味しくいただきました。身体に気をつけて、少しでも長くやって下さいね。他所では食べられない透明で甘くて切れの良いそばを何時までも食べたいので宜しくお願いします」と、お願いまで頂いてしまったのです。
こんな話しは、超閑散な時でないと聞くことは出来ません。

客室のテーブルも・女将チャーボーの手作りです。
20年前・開店準備中のチャーボーです。

昔人生50年。
今人生75年。
25年学び、25年働き、25年人生を楽しむ・・・と言い出した50歳の時に卒サラし、先ず農業委員会の承認を得て農業主として百姓になり、その2年後の52歳でそば屋のオヤジになりました。
只今73歳、23年間、愛する妻・チャーボーと、正に人生を楽しんでいます。
人生100年時代と言われ始めましたが、日本男子の平均健康寿命は72歳です。
つまり・・・平均的な場合、これから実現する100年時代では、残りの28年間は介護や支援が必要という事です。
25年学び、25年働き、25年人生を楽しみ、残りの25年は寝たきり介護?・嫌です。
当初は平均健康寿命くらいまでそば屋のオヤジと女将を20年楽しませて貰って、70歳になったら1代限りで閉店ダ~イと考えていました。
更に・更に・・・と自分好みの味を求め続けるそば打ち技法を「真そば流」と名付けました。
21年の月日を重ねた真そば流そば打ち技法は、かつて日本中のそばの味を革命的に美味しく変えた江戸そば流を基本にしていますが、タブーと言われることや真逆の改善点を幾つも加えました。

これが・・・真そば流のほんの1コマです。

これが、この方の様に「この味は何処でも味わえない」とか、「後世に引き継がなきゃダメ」・「少しでも長く続けて」・・・とか、嬉しい・有難い言葉を貰うようになり、1代限りでは無く、後継移譲の方法探しを開始し始めました。

真そば流の後継移譲の方法探しを目標に出した(出版)本です。
(真そば流をほんの少しだけ・披露しています)

まだ、この方法を見つけ出せませんでしたが、今又、立ち止まって考えています。

例えば・・・75歳で後継移譲してしまったら(ボク等は廃業)?、朝起きて何もすることが無くなる?・一気に老化が進むだろうなぁ?・やっぱり介護か!。
後継移譲と言いながら、新技法と伴に高額譲渡の方法で譲ったならば、コロナが終わったら毎日の様に温泉付き旅行?、最高かも知れないけど想像するだけで満足出来そうもありません。
等々です・すこし?悩みました。

チャーボーは、パートさんの面接時に面白いことを言っています。
「ここの定年はね、私の年を越えたらだからね」です。
つまり、チャーボーの年下のパートさんの定年退職は無い!と言うことです。
年齢差別を嫌って定年制と言う考え方を否定してきただけのことでしたが、これって・・・日本が真の先進国になる条件の一つで、最高の対策では無いでしょうか。
ボク等が見てきた祖父母時代の70歳は、完璧な老人生活でした。
平均寿命が延び、父母の時代は・・・80歳90歳代まで生きてくれましたが、認知現象有りや介護が必要でした。
寿命が延びても、介護と認知は希望するところではありません。
嬉しい・有難い言葉を掛けて下さるお客様の期待に応えながら・・・出来るところまで元気でいられる若々しさを保つために、早期・73歳では早期?かも知れませんが、後継移譲に焦ること無く出来るところまで、やれるスタイルでそば屋をやり続けて行こうと言う気持ちが起きています。
真そば流、当初は、日本の、否世界中の健康寄与を目的とした町おこしに活用できないものかなぁと考えていましたが、これも儚い夢と流します。
この先のそばの里深萱ふ~どは、新しい時代への挑戦・ボク等夫婦と協力してくれるパートさんが、世界の真の先進国のように、幾つになっても身体と頭を使う働きの場所・若さを保つ舞台!と位置づけます。
そして・・・多くのお客様から頂く温かい励まし「この味は後世に残さなきゃダメ!」の後継移譲の方法は、真そばが最高!と感じてくれる・情熱ある若きそば打ち師を見つけたら伝えることもイイかなぁ~と、未だ未練がましく思っていますが、江戸そば流との違いを中心にボチボチ本にまとめる事で行こうと思い始めています。

豪雨で超閑散な日でしたが、ボク等には貴重でとってもいい日となりました。
さぁ、もう直ぐ来るだろう80歳からの集大成人生を見据え、頭と体を使って、少しでも長く若さを保つ生き方を楽しんで行きます。

 何時まで続く・・・この充実の若さ?。
顔晴りま~す。

 

そばDa迷人

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。