「おろしそばの旬・・・?・厳寒に耐える大根、特有の辛さに、今・甘味の加わったおろしそばがお楽しみ頂けます。蕎麦の実も、新ソバの特徴が落着き始め、しなやかさとシャキンとした腰が増して、真そばの味が一層お楽しみ頂けます。そばの里深萱ふ~ど」
そばDa迷人のスマホの電話帳の方々に、こんな案内をさせて貰ったからでしょうか?・3月に入った日曜日は・・・多忙・今年初めての売り切れとなりました。

厳寒の冬、自身の凍結を防ぐための糖分蓄積が
辛さに加えて、甘さが際立ちます。
越前そばのルーツに、改良を加えました。
案内を出した精じゃ無いなぁ・・・、前日の土曜日は平日より暇だったし、平日も暇なんだもんな~?。
売切れの理由は、日曜日なのに、平日並の量しか準備しなかったから?でした。
それにしても、今年一番の忙しさをありがとうございます。
この日、多忙以上に嬉しい素敵な事が有りました。
それは、売切れでオーダー通りのそばが出せなかった(挽きぐるみ粉のそばが完売で盛りそばを粗挽きそばに変更した)お客様が有り、その方はソバの刈取りをやって下さるIさんでした。
滅多に 客室に行か無いそばDa迷人ですが、食べ終わられた頃を見計らって出て行きました。
席に行き着く前に、いつも来てくださる・これ又Iさんが5名様で来て下さっていました。
「いつもありがとうございます」
「あっ大将。こっちこそありがとうございます。いゃ~あ、久し振りに来たけど、ヤッパリ美味いわ。どこへ行ってもこの味には出合えん。ここで食べると、毎回そう思う。全然違う。確実に日本一美味しい」と。
「ありがとうございます。天に上ります。一番有難いのは、他の店との味の違いを感じてもらえた事、凄く嬉しいです。あの方(もう一方のIさんの方を見て・この時既に2組のみ)は、ソバを刈取って下さる方なんです。普通に、刈取りだけお願いしてるんじゃ無く、ああやって・こうやって・・・と面倒なお願いを聞いて貰ってるんです。この方無しでは、この味は出無いんです」と言うと、Iさんが立ち上がって「こんにちは。未だ未だ、ここのそばを食べさせて貰いたいので面倒でしょうが宜しくお願いします」とIさんに。
Iさんが驚いて立ち上がりながら・・・「わしは、何にも分からへんで、言われた通りやってるだけですけどね。いつまでも付き合いますよ」と。

昨年(2024これもその一つ
そばを打つ水とつゆ・だし取り等の水は・・・
「電子水」を使用中です。
年)の刈取り風景
刈取り直後に・混入した葉や茎を除く。
恐らく、そばDa迷人だけの収穫時風景
「ボクは、そば屋のオヤジになって、今もですが、ず~っと自分の好きな味を追い求めとるんです。真そば流なんて名前を付けましたが、打ち方だけじゃ無く、栽培も石臼製粉も今までの教えじゃ無い事を改善点として一杯組み込んでるんです。100以上、否栽培と製粉迄加えると200を超える位の様な改善を加えてこの味になってるんです。但し、10や20、否もっと手を抜いても違いを感じる程ガクンと落ちる事は無いけど、もっと美味しくしたいので、未だ未だ改良を加えてるところです。そして、いつか粉は自家製粉じゃ無く・購入する事で手を抜きたいし、そば打ちも手打ちじゃなく機械で同じ味の出る製麺機の開発が出来たらと思うし、刈取りも、手刈りより機械で刈り取った方が良い事が、今ですら多くあるんです。未だ未だ改善の必要がある欠点は、草の匂いが実に染み付いてしまう事で、そうなら無い方法・やり方をお願いしています。

これもその一つ
そばを打つ水とつゆ・だし取り等の水は・・・
「電子水」を使用中です。
「いやぁ~流石や。どこのオヤジさんもこんな話してくれん。大体が打ち方がどうのこうのや。浮気癖着いちゃっとるで、未だ他所でも食べると思うけど、何回食べてもここが一番やし、理由もわかった気分かな」。
「ありがとうございます。どこかで食べて、美味しい店が有ったら教えて下さい。未だ未だ自分好みのそばの味も、これだ!っと決めていないので、美味しいそばは食べたいんです。宜しくお願いします」。
「流石やね。今日の味より美味しい店は無かったなぁ~。張り切って浮気して食べてくるね」。
ありがとうございます・・・と言って、ソバの刈取をしてくれるIさんの所に行きました。

粉挽き場にも・・・
電子発生装置を。
コロナ禍前までは、何とか開発中の真そば流を完成させて、どんな方法で後世に残そうか・・・と考えたりジタバタしていましたが、今は、今回の様に「ここのそばは、他と違って美味しい」と感じて下さるお客様が増えて行ったら、何らかの継承方法が表れてくる様な気になっています。

ジタバタして、夢を文字にした・本
その為には、今まで通り、自分好みのそばの味を止まる事無く求め続ける事だと考えています。
毎度の事でクドクドしいですが、蕎麦食振興(世界遺産となった和食を代表する最高の健康機能食品としての食材・蕎麦の・1日1食以上で主食化)の夢を育てて行きます。
光輝幸齢者になって、流石に体力の減退を実感するようになり、今後の経営方針は、何かあったら縮小・・・と決めていますが、その時が来るまで顔晴りま~すので、是非、進化を続ける真そばの味を一人でも多くの方に試して欲しいと願っています。
前回UPした「冬休み明け・嬉しい応援歌・3つ」に只今、長期の超スランプ中なる事を書き記しましたが、この数日前にやっと長いトンネルの出口の光?と感じたところです。
でも、改善方法らしきものを見つけ始めただけで、何故こうなる!の理由が分かりません。
光輝幸齢者ではなく、後期高齢者での変化?と弱気も出ているのが現実です。
いずれにしても「集大成・集大成」と言い聞かせて、顔晴りま~す。
良い時を下さった両Iさん、お出かけありがとうございます。
そばDa迷人