今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

真そばの味研究所

ソバの花・満開となりました。

例年、9月は台風襲来の月でソバ栽培はヒヤヒヤですが・・・今年は月末の30日になって2つ目と異例の少なさでした。
ソバは、成長してきても風と雨が大っ嫌い!で、台風が来ると倒れてしまいます。

2009年9月・台風14号通過で・・・ほぼ全滅でした

今年は台風こそありませんでしたが、温暖化の異常気象の影響?で、雷を伴った台風並みの強風と線上降水帯で、一部が・・・やっぱり倒伏してしまいました。
何とか持ち直し・頭を上げてくれましたが・・・。
毎年発芽時の大雨による浸水で、芽を出したばかりのソバは腐るように枯れる被害と、ここ数年被害の無かったハスモンヨトウムシの発生が一部の畑で認められて、葉・否、花まで食い荒らされています。


今年は、スズメ蜂が少ないなぁと思っていましたが、今、この虫を狙ってソバ畑に飛び始めました。

24回目のソバ栽培ですが、毎年毎年・・・期待通りとはならず、今年も学びの連続です。
ここ数年、ソバには無いと言われている連作障害を感じていたので、有機肥料の量を増やしてみました。
案の定、肥料が効き過ぎて背丈が伸びて倒れやすくなりました(あの雨と風では倒れるのが当たり前?)が、連作障害と思われる発芽時の雨による冠水時の腐るように枯れて行く事には、期待通りとは行きませんが効果があったように感じています。
更に来年への対策は、肥料の一つを変えて・・・と考えています。
機械(トラクター)で蒔ける粒状の有機肥料は選択肢が少なく苦労しています。
又、設置したハスモンヨトウムシ捕獲トラップ(雌の出すフェロモンで雄を誘き寄せる装置)を、例年、刈取り前に回収して仕舞って起きますが、フェロモン部分を外さないで仕舞ったトラップに、動く(空にしたのに死骸も沢山)ハスモンヨトウムシがいる事から、1年経っても未だ効力がある?と、今年は回収しないで畑に立てたままにしました。


ハスモンヨトウムシの雄・・・を一網打尽に!。

すると・・・一杯かかっていたので、今年はこの周辺では全滅(全捕獲)している!?と大いなる期待をしたのですが、一部畑で花の咲き始めから大被害を受けています。
外周から被害が始まっているので・・・トラップの設置前に隣の耕作放棄地に産卵・羽化したものが、ロシアの侵攻ならぬ侵入したものと思われます。
従来は、一部畑に止まらず、一気に広範囲に及ぶのですが、今のところ一部畑で済んでいます。
これも初めての経験です。
隣町では、町中でこのトラップを設置(ハスモンヨトウムシはソバばかりでは無く葉物野菜の天敵)していますが、坂祝町内ではそばDa迷人だけですから・・・効果は全く予想が出来ません。
ここ2年、あれ・これは新型コロナの2類期?、殆ど被害が無かっただけに、今年も・・・と期待をしたのですが、残念なこととなっています。

さて、この先の心配事です。
9月に来なかった台風が、10月・11月のソバの実の熟成期に来て、もう一度倒伏すると再度の頭の持ち上げは成長期では無いので難しくなってきます。

そばDa迷人は、2度の降霜を待って収穫をお願いしていますが、倒伏したソバは霜が降りる前に枯れ始めてしまいます。


霜が降りると・・・枯れ始めます

思い起こせば、昨年のソバ栽培は、種蒔時期から雨・雨・雨の連続で、9月になってもトラクターが畑に入れず、従来なら最終蒔き直し時である9月の中になっての種蒔きでした。

「ソバは75日」と言われますが、遅い種蒔で75日を待つ前に降霜があり、刈取りとなりました。
味(充実度)と味も・・・案じましたが、充実度は満点でしたし、味も期待を裏切りませんでした。
量は・・・案じたより多かったものの期待(平均反収)には届きませんでした。

ソバの穀物検査2等の容積重は580gから639g、1等は640g以上です。
2022年産坂祝産ソバは、何と724gの1等でした。

今年は、今のところ「被害無し」とは行きませんが、味に繋がる充実度満点を期待し、量も久ぶりに並の量を!と期待しています。
収穫用のソバは、種蒔き後3日で発芽しましたし日1日の変化は大袈裟かも知れませんが、刻々と変わって行きます。
花と共に、ソバ畑での充実課程を楽しんで頂けたら・・・幸せです。

そばDa迷人(そばだめいと)

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。