残念・残念・・・。
定休日の前夜(深夜に)、大陸からの寒気団が来たようで雨が少し降りました。
昨日の帰りには「よっしゃ!・明日は花見用のソバの種、撒けるゾ!」と思っていたのですが、少なくとも午前中は入れそうもありません(場所によっては2日前の終日の雨で無理?)。
※やっぱり、今年は畑1枚、撒くのを止めました(未だ未だ田圃のようで・・・)。
ポッカリと午前中の時間が空いたので、新芽の伸び放題となっている・店の玄関前のアケビの剪定をしました。
奇麗になりました。
今年は・・・シッカリと花を付けてくれました
今年は、「三つ葉アケビ」と「五つ葉アケビ」が、同じ時期に咲いてくれたので、受粉作業も順調に終わりました。
上が三つ葉アケビの雌花と雄花
下が五つ葉アケビの雌花と雄花
元々(先に)は五つ葉アケビだけだったのですが、この辺りの山にも「三つ葉アケビ」が少ないため、後から三つ葉アケビを植えました。
五つ葉アケビの花・中央の集団が雄花集団
アケビは、こうして三つ葉と五つ葉のアケビが交互に受粉した方が結実が良いのです。
この点は、交互受粉が条件の普通ソバ(日本で食用とするソバで、長柱花と短柱花の交互受粉でないと結実しない)とは少し違います。
葉の形状が、三つ葉と五つ葉の違いだけではなく、写真でご覧いただけるように、花の色・特に雄花の形状は全く違います。不思議ですね。
そこで、三つ葉には五つ葉、五つ葉には三つ葉の雄蕊を積んでいってチョンチョンチョンと人工授粉です。
このアケビ、開店早々の20年前に、近所の方が「どこかに植えたら」と持って来て下さったものですが、その一番古株(大きな木=つる)が、昨年枯れてしまいました。
後から植えた株も有りますが、未だ若く、昨年までは花が少なかったのですが、今年は・・・駐車場に近い五つ葉が、見事に花をつけてくれました。
ただ、三つ葉アケビの方は、未だつい最近、散歩の途中で取ってきた株なので、十分な雄蕊(雄花)がありません。
でも顔晴りましたよ今年の受粉、6日間ほどの受粉作業でした。
秋には・・・ビッシリの実りを期待したいものですが・・・?・楽しみ・楽しみ。
ですが、実っても食べるのはそばDa迷人のみ。
女将のチャーボーやパートさん等は、「ペッ、ペッ」と種を吐き出す行為が嫌で、喜んでくれません。
時々・・・「あっ・アケビ!」と昔を懐かしむ?お客様があると、差し上げて(開いていたら)います。
残念ですが・・・予約は受け付けていませんので、その時にね。
又、自分でも植えてみたかったら、この種で十分です。
やってみてください。
但し、実成りを期待するなら、三つ葉と五つ葉があった方が良いですよ。
又、味は五つ葉の方が美味しいと言われています。
さぁ~て、畑も乾いてきたし、この日は定休日なので世間並みに12時に昼食を終えて、午後から、意気込んでトラクターに乗りソバの種を蒔きました。
真そば流では・・・種蒔きにも施肥機が大活躍です。
(お正月には・・・大金かけて・エンジン部分・修理をしました)
ソバ畑では、昨年の収穫時にこぼれ落ちた実(正確には「軽い実は収穫しないで飛ばして」とお願いしているので、これ)が、今年は温かくなるのが早かったので3月の中頃から芽を出していました。
※ソバ栽培部門における真そば流の1つですが、こんな(軽い実は収穫しない)贅沢、自家栽培だから出来る事です。収穫すれば、全てが商品になる訳ですが、そばDa迷人は、その後の調整(ゴミを取り除き実の水分調整する作業)段階でも、充実した実だけを残して軽い実は飛ばして・・・とお願いしています。
(閑話休題)ソバは霜に弱いので早くに芽を出すソバは全滅、又出て来て全滅・・・を繰り返しています。
春のソバは、秋のように早くは芽を出さない事もあって、もうソロソロ霜は降りなくなるだろう?と踏んでのこの日の種蒔きです。
読み違いで、再度の降霜があったとしたら・・・全滅ですから、再度の種蒔きとなります。
が、今年は・・・否・昨年のソバは、坂祝と契約栽培先の福井県が雨による超不作だったので、花見用の蒔き直し出来る余裕がありません。
そんな訳で、昨年より1週間遅れで蒔きました。
春は、花の開花までに1か月ほどかかります。
満開は、5月の下旬でしょうか。
又、春のソバは、ソバの特性から、刈り取る(茎が枯れるまで・霜降の時期)まで、咲き続けてくれます。
が・・・、栽培用の種を盆過ぎに蒔くので、7月後半には、この花見用のソバは、緑肥としてトラクターで刈って鋤き込みます。
今では、そばの里深萱ふ~どのそば(真そば流そば)の味に、無くてはならない食材となっていますが、栽培を始めた動機は、趣味だったそば打ちがプロになって無くなるので、代わりの趣味に・・・とソバ栽培を始めたものです。
それが、「坂祝の様な温暖肥沃の地では美味しいソバが採れないかも!?」の言葉に刺激されて・・・「ならば真逆な栽培方法で!」が功を奏し、坂祝産ソバは素晴らしい味の主張をしてくれています。
そばDa迷人の20余年前からの新しい趣味・ソバの花を多くの人に楽しんで頂く事。
最近では、有り難い事に、近くにミツバチの養蜂家の方も出来ました。
ミツバチの稼働最盛時間は、午前10時前後です。
これも併せて楽しんで頂けたら幸せです。
余談ですが、蜜蜂がいなくて・・・不安に感じた年もありました。
今は・・・温暖化による(?)激しい雨が多くなったのか・・・と天候不順を案じています。
が、楽しみます・顔晴りま~す。
そばDa迷人(そばだめいと)