ソバの種の蒔き直しが終わってホッとしての旅行、2日目は何処へ行こうかなぁ?。
旧知の蓼山亭(りょうざんてい・茅野市米沢)さんでそばを食べることにしました。
店の前のビーナスラインからは、全く普通のそば屋さん
加齢か?・定休日が増えていました。
蓼山亭の竹内蓼山さんは、ボクと同じ、否、全量以上のソバを栽培しておられるから、ボクよりは遙かに・否々兼業ですが完璧な農業主でもあります。
テレビから飛び出した様に。お・ひ・げの似合う蓼山さん
(ご自身のホームページから借用写真)
ジャ~ン、その証拠の一つにトラクターは、岐阜より涼しい原村(ソバ畑の有る場所)なのにエアコン付の豪華キャビン式で、栽培から調整(磨き・乾燥等)までを全部一人でしている(設備も完備)のです。
そして、玄蕎麦の皮を剥き、店内で石臼自家製粉。
この石臼が又凄い!。
こりゃあ凄い!・蕎麦の実を投入すれば勝手に製粉・篩機も無し!
(ご自身のホームページから借用写真)
特殊なもので、今は製造会社が無くなってしまったそうですが「甲州臼」と言って、大きな上臼が低速回転し、篩機を使わないで粉になる特許品とか。
余談ですが、これで真そば流の粉が挽けたら最高なんですが(玄蕎麦の皮を剥いた剥き実・江戸そば流用)・・・そば好きの方には一見の価値ありとお薦めです。
久しぶりに暖簾をくぐると・・・何と何と今年は大変な年だった・・・と。
不幸中の幸いは、怪我がソバの種蒔きの終えた翌日だった・・・と。
散歩の途中に・・・鹿におびえた犬が暴れて転倒・股関節骨折で置換手術をして、そばが一番恋しい季節に長期休業をしてしまった・・・と。
未だ杖が手放せないが蕎麦の袋(23kg)は担いでいるよ・・・と。
凄い情熱ですよね。
ボクだったら・・・もっともっと長期に休業です・確実に。
因みに、チャーボーが同じ股関節の置換手術をした時は4か月休ませて貰いました。
光輝幸高齢者となったボクなら・・・1年はかかるかな?、それだけ掛けると再起不能になっちゃうかも?知れませんね。
完全自家栽培のそば屋さんで、不思議な石臼製粉・・・見るだけで楽しく価値がありますが、ボクと同世代なので、お客様の励ましは何よりのエネルギーです。
是非、励ましてやって下さい。
もう一つ凄いのは、この日も繁盛していましたが、厨房は蓼山さん一人、客室は・・・奥様一人の、ご夫婦だけでの営業なんです。
この日頂いたのは、ボクは10割そばと拘り天ぷらのセット
1人でやっちゃうから凄いなぁ~
本日の天ぷらの種メニューです
ボクより広大なソバ畑を一人で耕し、パートさんも無くたった2人での自家製粉と営業、考えられない・・・!・凄いです。
是非、そんな・そばの味を試す機会を作ってみて下さい。
少しでも長くそば屋のオヤジ・女将でいられること・励ましてあげて下さ~い。
そばDa迷人(そばだめいと)