今ふたたび、そばの味革命コラム

Column

感動の励まし・最高のエネルギー

閑散のコロナ禍で・・・感じて貰えた?・嬉しい出来事

新型コロナ感染防止対策で、10の都府県の緊急事態宣言が延長になり、畑の真ん中のそば屋も・・・閑散となって来ました。
でも、これで収まるなら・・・喜んで我慢します。
オット・・・愚痴っぽい?・閑話休題。

前回の緊急事態宣言・臨時休業中に、
女将のチャーボーが内装を変えました(あの細腕で・・・)。

そんな日の出来事です。
開店の30分も前から・・・車が到着しました。
客室の掃除が終わる迄待って頂き、入っていただくと・・・「何やら自己紹介が始まりました」とパートさんです。
「初めてですって。オーダーは未だですが、美味しいそば屋さんがあるからとの紹介で来て下さったんですって。行列の出来る店と聞いて、並んで待つのが嫌で、早く来たと言われました。今は、退職されたそうですが、蕎麦粉屋さんに勤めていて、ここら辺りを回っていたけど、知らなかった・・・と言っておられました。取引先のそば屋さん、みんな無くなっちゃったんですって。コロナですか?って聞いたら、それよりは前だから違うと言われたけど、どうしてですかね」と、パートさんです。
(コロナ禍、暇なので、パートさんとも話が出来ます)
「粉屋さんが悪い!とは言いたくないけど、蕎麦粉を仕入れていたら、どこも一緒の味になちゃうんだよね。そば屋の味じゃなくて、粉屋の味かな?。素材から選んで、挽き方を工夫して、当然打ち方も工夫する!、それで初めて他店とは違った味が出せるんです。自家製粉するそば屋さんで、こうした思いでそば打ちに取組むオヤジは、いつも、更に美味しい味を求め続けている。その独自の味を、美味しい~と、同じように感じてもらえたら嬉しいね」と、こんな話をしました。
お世辞でしょうか?パートさんは「だからここのそばは、他の店と違って美味しいんですね」と。
嬉しい・・・同じ味を感じて貰ってたんだ!と喜びながらも謙遜してみせるボクです。
「否・否・否、美味しいそば屋さんなら何処でもやっていることだよ。味が違ってくるのは、素材選びの目(知識と技量)が有るか無いか、挽き方、打ち方に、自分だけの工夫をどれだけ加えるかで違ってくるね。自家製粉の手打ちでも、お客様の見えるところに石臼や打ち場を見せて、手打ちを殊更PRしているだけのそば屋では、粉を仕入れているのと同じ味になっちゃうね。あっ呼ばれてる、オーダーかな?お願いね」と話していました。

みづ画紀行・のりづきとしおさんが、いつも・・・こんな絵を書いて下さいます。

閑散のこの日は・・・コロナ感染警戒(3蜜回避)で、お一人様での入店が半数以上でした。
また、暇なので、いつもなら厨房缶詰の女将・チャーボーが検温と消毒依頼をお願いすることが有りました。
「今日はね、さっきの方だけじゃなく、噂で聞いていたけど、やっと来れた」と言って下さる方が殆どだよ・・・とチャーボーです。
そして・・・帰りがけのレジカウンターで「いっぺんでファンになっちゃった」や「美味しかったぁ~。こりゃぁ知り合いに知らせなあかんで、名刺か何か貰える・・・」と言って、名刺とパンフレットをどっさり持ち帰って下さった方々があったようです。

コロナ禍の緊急事態宣言下(但し、今回は20時までの営業時短)で、自粛要請が行われており、日に日にお客様数が減少していますが、そばの里深萱ふ~どのそばを食べて、お腹の満足感だけではなく、こうした思いを感じて貰えることに喜びと幸せ・満足を感じます。
一刻も早い収束・終息を念じています。
そばDa迷人拝

夢とそばを楽しむ会

Meeting to enjoy dreams & soba

そばで日本を健康に!&日本を真の先進国に!と楽しい夢を見る会です。
会長さんや会計さん…お偉いさんは存在しません。いるのはそばの里深萱ふ~どのオヤジ・そばDa迷人が務める“用務員”さんだけ。
とにかく楽しい夢を描きましょう。